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2019年9月20日
当社子会社の岡三キャピタルパートナーズ株式会社(所在地:東京都中央区、代表者:取締役社長 高松重之)は、同社が運営するファンドを通じて、脳梗塞の治療薬等を開発する株式会社ティムス(所在地:東京都府中市、代表者:代表取締役 若林拓朗、以下「ティムス社」)に対して投資をいたしましたので、お知らせいたします。
投資の背景と目的
ティムス社は、脳梗塞など様々な疾病に対する治療薬を開発する創薬バイオベンチャー企業です。SMTP化合物は、東京農工大学において発見された、カビの一種から産出される低分子化合物のファミリーで、そのなかでもTMS-007は、血栓溶解効果と抗炎症効果を併せもち、脳梗塞治療薬として理想的な特性を有しています。ティムス社は2018年6月に、米国の大手製薬会社Biogen社とTMS-007に関するオプション契約を締結し、前期第Ⅱ相国内臨床試験を進行中です。
脳梗塞は、発症後迅速な対応が必要とされていますが、急性期の治療薬として幅広く認められている唯一の血栓溶解剤は、原則的に発症後4.5時間以内の使用しか認められておらず、投与可能な患者は限られています。TMS-007は、発症後12時間以内の条件で第Ⅱ相国内臨床試験を進めており、投与対象患者数を大幅に拡大できる可能性があります。
岡三キャピタルパートナーズは、ティムス社の開発力とTMS-007の開発の社会的意義に注目し、ティムス社が実施する第三者割当に応じ、新株予約権付社債の引受に応じることといたしました。
以 上
本件に関するお問い合わせは、広報IR部(03-3275-8248)までお願いいたします。