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世界銀行「サステナブル・ディベロップメント・ボンド」の販売を通じた社会的責任投資の推進に向けた取り組みについて

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2019年1月4日

岡三証券株式会社/世界銀行

岡三証券株式会社では、このたび、世界銀行(国際復興開発銀行:IBRD)が発行する「サステナブル・ディベロップメント・ボンド」について、国内の個人投資家向けに販売を行うこととなりましたので、お知らせいたします。今回発行される債券は、期間3年のメキシコペソ建て債券(発行額:5億25百万メキシコペソ)で、本日より販売いたします。

1. 世界銀行のサステナブル・ディベロップメント・ボンドについて

世界銀行は、開発途上国の貧困撲滅および開発支援のため、教育・保健・インフラ・行政・農業・環境・女性の社会進出等の幅広い分野のプロジェクトに取り組んでいます。世界銀行のサステナブル・ディベロップメント・ボンドはこうした取り組みを支えるために発行されており、投資いただいた資金は開発途上国の持続的発展を目的とするプロジェクトへの融資案件に活用されます。

世界銀行は2030年までに「極度の貧困を撲滅」し、「繁栄の共有の促進」を持続可能な形で実現することを使命としており、この2つの目標は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」とも連携しています。

2. 今回のサステナブル・ディベロップメント・ボンド発行の背景

本債券は、持続可能な開発目標(SDGs)の第6目標(安全な水とトイレを世界中に)と第14目標(海の豊かさを守ろう)に焦点を当てています。

国際社会において私たちは、海洋プラスチックによる海洋汚染、生態系の破壊等の深刻な問題に直面しています。海は人類の重要な食糧供給源であり、世界の経済活動においても重要な役割を果たしています。

世界銀行は、加盟国と共に海と沿岸海域の環境回復を目指すプロジェクトやプログラムに取り組むとともに、サステナブル・ディベロップメント・ボンドの発行を通じて、国際的な問題となっている海洋汚染問題・プラスチックごみ問題に対する人々の意識を高める取り組みも行っています。(詳細については資料をご覧ください。)

(ご参考)

「持続可能な開発目標(SDGs)」 について

2015年、国連サミットにて国際社会の新たな目標である「持続可能な開発目標(SDGs)」が採択されました。国連の全加盟国は本アジェンダをもとに、全ての人々に平等な機会を与え、かつ次世代のために地球環境を保護することを目的とし、2030年までに貧困や飢餓・エネルギー・気候変動・平和的社会など、17の具体的目標の達成を目指します。日本政府も施策を展開しながら様々なステークホルダーと連携し、目標達成に向け積極的に取り組んでいます。

世界銀行(正式名称:国際復興開発銀行)について

世界銀行(国際復興開発銀行、通称IBRD:International Bank for Reconstruction and Development)は、1944年に設立が合意された国際開発金融機関で、現在189の加盟国が出資し運営しています。加盟国の公平で持続可能な経済成長を目指し、地域及び世界規模の経済や環境問題に効果的に対処していくために、IBRDは中所得国に対し、融資・保証、リスク管理サービスに加え、開発に関わる様々な分野の専門的な分析・助言サービスを提供しています。世界銀行の目標は、世界全体の極度の貧困を終結し、すべての人々が共に豊かに暮らせるよう繁栄の共有を実現することです。世界銀行は融資資金を調達するために、70年以上にわたり国際資本市場で世銀債を発行しています。

岡三証券について

岡三証券株式会社は、1923年創業の岡三証券グループの中核を担う証券会社であり、「最高の資産運用サービスを提供する証券会社」を掲げ、国内62拠点、海外2拠点を展開して投資・資産運用の総合的なサービスをご提供しています。2018年9月末現在の顧客口座数は約50万口座(岡三証券グループでは約75万口座)、預り資産残高は約4.9兆円(同、約5.5兆円)、従業員数は2,779名(同、3,625名)となっております。

以 上

報道機関からのお問い合わせは、企画部(広報 03-3275-8248)までお願いいたします。

資料

世界銀行が取り組む「水と海洋の問題対策支援」プロジェクト事例

インドネシア:地域・都市部における廃棄物管理改善プロジェクト

世界銀行融資額:1億米ドル

インドネシアでは、都市部の人口が増加し観光業が急速に伸びていますが、下水道設備やゴミ回収等のインフラサービスの提供が課題となっています。回収されないゴミが排水溝や下水道に入り込んで洪水の原因となっており、年間800万トンのプラスチックが海へ流出していると推定されています。これらは世界の漁業や人間の健康に危険を及ぼします。

本プロジェクトでは、規制改善やモニタリング、リサイクルプログラムの設計等、都市部の廃棄物管理の強化を支援します。ゴミ回収増加、埋め立て地の拡大、リサイクルの拡大、海洋プラスチックゴミの50%の削減等を目指します。


詳しくはこちらをご参照ください。(英語)

アルゼンチン:マタンサ・リアチュエロ川流域の水質改善支援プロジェクト

世界銀行融資額:8億4,000万米ドル

約64㎞に及ぶマタンサ・リアチュエロ川は、100年以上にわたる工業廃棄物及び汚水により、世界で最も汚染された川の1つです。

本プロジェクトは、マタンサ・リアチュエロ川流域とブエノスアイレス州の市と地域における下水処理の改善、中小企業への交付金による河川への産業汚水の排出を削減します。また、環境に配慮した土地の利用と排水計画の促進、継続的かつ持続可能な川の浄化のための制度強化等も支援します。汚水処理設備と清潔な水へのアクセスの改善、河川産業の協力により、その地域に住む700万人の人々(うち10%以上が貧困層)の健康的な生活の実現を目指します。


詳しくはこちらをご参照ください。(英語)

  • 投資資金は、世界銀行の信用力をもって利払い・償還がされます。上記個々のプロジェクトと今回の世銀債の資金は直結しておりませんので、投資家が個々のプロジェクトのリスクを負うことはありません。

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