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2022年5月27日
当社子会社(岡三アセットマネジメント)の合弁会社化に向けたSBIホールディングス株式会社との基本合意書締結に関するお知らせ
当社では本日、SBIホールディングス株式会社(本店所在地:東京都港区、代表者:代表取締役社長 北尾吉孝)との間で、当社連結子会社である岡三アセットマネジメント株式会社(以下「岡三アセットマネジメント」)の合弁会社化に向けた基本合意書を締結いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。
記
1. 合弁会社化の目的
わが国の個人金融資産は2,000兆円を超える一方、資産形成および資産運用へのニーズは一層高まっています。資産運用ビジネスの中長期的な成長ポテンシャルは高く、それをいかに取り込んでいくかが、当社グループの成長戦略においても重要な視点となっています。
当社子会社の岡三アセットマネジメントは、1964年に日本投信委託株式会社として設立されて以来、約60年間にわたり資産運用ビジネスを営んでいます。これまで蓄積したノウハウを活かし、お客さまのニーズを先取りした魅力的な商品提供を行い、数々の独自商品や受賞歴を有しています。現在の投資信託運用残高は約1.4兆円、販売会社数は193社(いずれも2022年3月末時点)と国内最大規模の販売網を有し、主要販売会社である岡三証券株式会社をはじめ当社グループ証券各社、さまざまな金融機関を通じて投資家の皆さまに運用商品をお届けしています。
当社グループでは、2023年4月に迎える創業100周年後の将来も見据え、今後もアセットマネジメントビジネスの基盤を一層拡充する方針であり、中長期的な基盤拡充策としては、対面コンサルティングを通じた提供に適した商品開発に加え、オンラインチャネルでの拡販も強化していくことが有効と考えています。また、当社グループではさらなる飛躍のために、自前主義からの脱却により機動的かつ拡張性の高い成長戦略を推進する方針であり、各領域の事業展開において有力なパートナーとオープンに提携していく方針です。このような観点から、アセットマネジメントビジネスにおいても、グループ外への拡販はこれまでも積極的に取り組みつつ、有力な販売チャネルを持つ金融機関との連携を推進すべき施策と位置付け、より強力な事業パートナーとの協業を進めることが重要と認識しておりました。
こうしたなか、今般、インターネット総合金融グループであるSBIグループと、岡三アセットマネジメント株式会社の合弁会社化に向けて基本合意をいたしました。グループの枠に捉われない成長戦略を推進することで基盤強化を図り、運用資産残高を大幅に拡大させることを目指し、結果として当社グループにおけるアセットマネジメントビジネスに拠る収益についても協業実施前の水準を大きく上回っていくものと考えています。
岡三アセットマネジメントによる良質な商品供給と、SBIグループによるオンラインチャネルを中心とした幅広い層へのアプローチにより生み出されるシナジーを最大限に活用し、資産運用ビジネスにおいて確固たるポジションを築いてまいります。
2. 合弁会社化の時期および方法について
合弁会社化の実施時期は2023年3月末までを目途としております。最終合意に至った場合、SBIホールディングス株式会社は同社の子会社等を通じて岡三アセットマネジメントの第三者割当増資を引き受ける方法により株式の51%を取得し、岡三アセットマネジメントは当社の持分法適用関連会社となる予定ですが、詳細につきましてはSBIホールディングス株式会社と協議し、決定してまいります。3. 異動予定の連結子会社の概要
(1)名称 | 岡三アセットマネジメント株式会社 | ||
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(2)所在地 | 東京都中央区京橋2-2-1 京橋エドグラン21階 | ||
(3)代表者の役職・氏名 | 代表取締役社長 塩川克史 | ||
(4)事業内容 | 投資運用業、投資助言・代理業、第二種金融商品取引業 | ||
(5)資本金 | 10億円 | ||
(6)設立 | 1964年10月6日 | ||
(7)主な株主および持株比率 | 岡三興業(株) | 45.7% | |
(株)岡三証券グループ | 31.5% | ||
岡三にいがた証券(株) | 7.2% | ||
三晃証券(株) | 4.6% | ||
三縁証券(株) | 4.6% | ||
岡三証券(株) | 3.4% | ||
岡三ビジネスサービス(株) | 2.9% | ||
(2022年3月末時点)
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(8)上場会社と当該会社との間の関係 | 資本関係 | 当社および当社連結子会社が当該会社の発行済株式総数の100%を保有しております。 | |
人的関係 | 当社役員および従業員が当該会社の取締役に就任しております。 | ||
取引関係 | 該当事項はございません。 | ||
(9)当該会社の最近3年間の経営成績および財政状態 | |||
決算期 | 2019年3月期 | 2020年3月期 | 2021年3月期 |
純資産 | 18,161百万円 | 14,030百万円 | 14,532百万円 |
総資産 | 19,608百万円 | 15,398百万円 | 15,956百万円 |
1株当たり純資産 | 22,014円13銭 | 25,294円50銭 | 26,198円66銭 |
売上高 | 11,033百万円 | 10,220百万円 | 9,047百万円 |
営業利益 | 969百万円 | 869百万円 | 527百万円 |
経常利益 | 1,009百万円 | 899百万円 | 594百万円 |
当期純利益 | 775百万円 | 615百万円 | 347百万円 |
1株当たり当期純利益 | 940円16銭 | 897円68銭 | 625円65銭 |
1株当たり配当金 | 45円00銭 | 40円00銭 | 40円00銭 |
4. 基本合意書締結先の概要
(1)名称 | SBIホールディングス株式会社 | ||
---|---|---|---|
(2)所在地 | 東京都港区六本木1-6-1 | ||
(3)代表者の役職・氏名 | 代表取締役社長 北尾吉孝 | ||
(4)事業内容 | 株式等の保有を通じた企業グループの統括・運営等 | ||
(5)資本金 | 990億3百万円(2021年12月末現在) | ||
(6)資本合計 | 1兆5,713億88百万円(連結2021年12月末現在) | ||
(7)資産合計 | 17兆5,592億12百万円(連結2021年12月末現在) | ||
(8)設立 | 1999年7月8日 | ||
(9)株主および持株比率 | 日本マスタートラスト信託銀行(株)(信託口) | 13.97% | |
(株)日本カストディ銀行(信託口) | 5.22% | ||
ノーザン トラスト カンパニー(エイブイエフシー) アカウント ノン トリーテイー |
5.13% | ||
ザ バンク オブ ニューヨーク メロン 140051 | 4.39% | ||
ザ バンク オブ ニューヨーク メロン 140042 | 2.74% | ||
(株)日本カストディ銀行(信託口9) | 2.28% | ||
北尾 吉孝 | 1.64% | ||
ステート ストリート バンク ウェスト クライアント トリーティー 505234 |
1.55% | ||
ステート ストリート バンク アンド トラスト カンパニー 505223 |
1.29% | ||
ジェーピー モルガン チェース バンク 385781 | 1.28% | ||
(2021年9月末現在)
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(10)上場会社と当該会社との間の関係 | 資本関係 | 該当事項はございません。 | |
人的関係 | 該当事項はございません。 | ||
取引関係 | 当社子会社の岡三アセットマネジメントが運用を行う金融商品について、SBIホールディングス株式会社の子会社である株式会社SBI証券が販売を行っております。 | ||
関連当事者への 該当状況 |
該当事項はございません。 |
5. 子会社における第三者割当増資の概要
詳細につきましては、決定次第速やかに公表いたします。
6. 子会社の第三者割当増資前後における所有株式数および総株主の議決権に対する割合(予定)
増資前 | 増資後(予定) | |
---|---|---|
(1)所有株式数 | 554,701株 | 554,701株 |
(2)総株主の議決権に対する割合 | (※)100.0% | 49.0% |
(3)当社との関係 | 連結子会社 | 持分法適用関連会社 |
- 2022年5月26日付で公表した当社による完全子会社化後の議決権比率。
7. 今後の見通し
今後、詳細については決定次第速やかに公表してまいります。
なお、当社グループの主たる事業は金融商品取引業であり、業績は相場環境の変動の影響を受ける状況にあります。この事業の特性に鑑み業績予想を行うことは困難であるため、業績予想は開示しておりません。
以 上
本件に関する報道機関からのお問い合わせは、広報IR部(03-3275-8248)までお願いいたします。