ここから本文になります。
2022年9月30日
当社連結子会社(岡三アセットマネジメント)の合弁会社化に係るSBIグループとの合意ならびに当該連結子会社の異動に関するお知らせ
当社は本日、SBIグループとの間で、当社連結子会社である岡三アセットマネジメント株式会社(以下「岡三アセットマネジメント」)の合弁会社化について合意いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。合弁会社化実施後において当社は合弁会社「SBI岡三アセットマネジメント株式会社(予定)」(※)の株式の49%を引き続き保有するとともに、グループの枠に捉われない成長戦略を推進することで運用資産残高を大幅に拡大させ、アセットマネジメントビジネスのさらなる飛躍を目指してまいります。(※)合弁会社の商号変更時期は未定であります。
2022年5月27日付「当社子会社(岡三アセットマネジメント)の合弁会社化に向けたSBIホールディングス株式会社との基本合意書締結に関するお知らせ」にて開示いたしましたとおり、当社は、SBIホールディングス株式会社(本店所在地:東京都港区、代表者:代表取締役 会長 兼社長 北尾吉孝)との間で、岡三アセットマネジメントの合弁会社化に向けた基本合意書を締結し、協議を行ってまいりましたが、本日、合意に至ったものであります。
これによりSBIホールディングス株式会社の完全子会社であるSBIファイナンシャルサービシーズ株式会社が岡三アセットマネジメントの第三者割当増資を引き受ける方法により株式の51%を取得することに伴い、岡三アセットマネジメントは当社の持分法適用関連会社となります。
記
1. 異動の理由
当社子会社の岡三アセットマネジメントは、1964年に日本投信委託株式会社として設立されて以来、約60年間にわたり資産運用ビジネスを営んでいます。これまで蓄積したノウハウを活かし、お客さまのニーズを先取りした魅力的な商品提供を行い、数々の独自商品や受賞歴を有しています。投資信託運用残高は約1.4兆円、販売会社数は193社(いずれも2022年3月末時点)と国内最大規模の販売網を有し、主要販売会社である岡三証券株式会社をはじめ当社グループ証券各社、さまざまな金融機関を通じて投資家の皆さまに運用商品をお届けしています。
当社グループでは、2023年4月に迎える創業100周年後の将来も見据え、対面コンサルティングを通じた提供に適した商品開発に加え、オンラインチャネルでの拡販も強化していくことが有効と考えています。また、当社グループではさらなる飛躍のために、自前主義からの脱却により機動的かつ拡張性の高い成長戦略を推進する方針であり、各領域の事業展開において有力なパートナーとオープンに提携していく方針です。このような観点から、アセットマネジメントビジネスにおいても、グループ外への拡販はこれまでも積極的に取り組みつつ、有力な販売チャネルを持つ金融機関との連携を推進すべき施策と位置付け、より強力な事業パートナーとの協業を進めることが重要と認識しておりました。
こうしたなか、本年5月にインターネット総合金融グループであるSBIグループとの間で、岡三アセットマネジメントの合弁会社化に向けた基本合意書を締結し、協議を行ってまいりました結果、本日の合意に至りました。今後、岡三アセットマネジメントによる良質な商品供給と、SBIグループによるオンラインチャネルを中心とした幅広い層へのアプローチにより生み出されるシナジーを最大限に活用し、グループの枠に捉われない成長戦略を推進することで運用資産残高を大幅に拡大させることを目指し、結果として当社グループにおける収益についても協業実施前の水準を大きく上回っていくものと考えています。
2. 異動の内容等
2022年11月30日付で、SBIホールディングス株式会社の完全子会社であるSBIファイナンシャルサービシーズ株式会社が岡三アセットマネジメントの第三者割当増資を引き受ける方法により、岡三アセットマネジメントの株式の51%を取得する予定です。
なお、異動前に岡三アセットマネジメントから当社への金銭配当および現物配当を実施する予定です。
3. 異動する連結子会社の概要
(1)名称 | 岡三アセットマネジメント株式会社 | ||
---|---|---|---|
(2)所在地 | 東京都中央区京橋2-2-1 京橋エドグラン21階 | ||
(3)代表者の役職・氏名 | 代表取締役社長 塩川克史 | ||
(4)事業内容 | 投資運用業、投資助言・代理業、第二種金融商品取引業 | ||
(5)資本金 | 10億円 | ||
(6)設立 | 1964年10月6日 | ||
(7)主な株主および持株比率 | (株)岡三証券グループ | 80.6% | |
岡三にいがた証券(株) | 7.2% | ||
三晃証券(株) | 4.6% | ||
三縁証券(株) | 4.6% | ||
岡三ビジネスサービス(株) | 2.9% | ||
(2022年9月29日現在)
|
|||
(8)上場会社と当該会社との間の関係 | 資本関係 | 当社および当社連結子会社が当該会社の発行済株式総数の100%を保有しております。 | |
人的関係 | 当社役員および従業員が当該会社の取締役に就任しております。 | ||
取引関係 | 該当事項はございません。 | ||
(9)当該会社の最近3年間の経営成績および財政状態 | |||
決算期 | 2020年3月期 | 2021年3月期 | 2022年3月期 |
純資産 | 14,030百万円 | 14,532百万円 | 14,777百万円 |
総資産 | 15,398百万円 | 15,956百万円 | 16,211百万円 |
1株当たり純資産 | 25,294円50銭 | 26,198円66銭 | 26,640円36銭 |
売上高 | 10,220百万円 | 9,047百万円 | 9,463百万円 |
営業利益 | 869百万円 | 527百万円 | 444百万円 |
経常利益 | 899百万円 | 594百万円 | 570百万円 |
当期純利益 | 615百万円 | 347百万円 | 398百万円 |
1株当たり当期純利益 | 897円68銭 | 625円65銭 | 717円63銭 |
1株当たり配当金 | 40円00銭 | 40円00銭 | 40円00銭 |
4. 子会社の第三者割当増資の概要
(1)増資株式数 | 577,400株 |
---|---|
(2)発行価額 | 1株当たり 17,320円 |
(3)発行価額の総額 | 10,000,568,000円 |
(4)増資後の発行済株式総数 | 1,132,101株 |
(5)増資後の資本金の額 | 6,000,284,000円 |
(6)払込期日(予定) | 2022年11月30日 |
(7)割当先 | SBIファイナンシャルサービシーズ株式会社 |
5. 子会社の第三者割当増資前後における所有株式数および総株主の議決権に対する割合
増資前 | 増資後 | |
---|---|---|
(1)所有株式数 | 554,701株 | 554,701株 |
(2)総株主の議決権に対する割合 | (※)100.0% | 49.0% |
(3)当社との関係 | 連結子会社 | 持分法適用関連会社 |
- 2022年5月26日公表の当社による完全子会社化後の議決権比率。
6. 子会社の第三者割当増資の相手先概要
(1)名称 | SBIファイナンシャルサービシーズ株式会社 | ||
---|---|---|---|
(2)所在地 | 東京都港区六本木一丁目6番1号 | ||
(3)代表者の役職・氏名 | 代表取締役 髙村 正人 | ||
(4)事業内容 | 金融サービス事業の統括・運営 | ||
(5)資本金 | 100百万円 | ||
(6)純資産 | 228,118百万円(2022年3月末現在) | ||
(7)総資産 | 244,641百万円(2022年3月末現在) | ||
(8)設立 | 2012年6月13日 | ||
(9)主な株主および持株比率 | SBIホールディングス(株) | 100% | |
(2022年8月31日現在)
|
|||
(10)上場会社と当該会社との間の関係 | 資本関係 | 該当事項はございません。 | |
人的関係 | 該当事項はございません。 | ||
取引関係 | 該当事項はございません。 | ||
関連当事者への 該当状況 |
該当事項はございません。 |
7. 日程
(1)取締役会決議(当社) | 2022年9月30日 |
---|---|
(2)契約締結日 (当社、SBIファイナンシャルサービシーズ株式会社、岡三アセットマネジメント株式会社) |
2022年9月30日 |
(3)岡三アセットマネジメントの第三者割当増資完了日(予定) | 2022年11月30日 |
8. 今後の見通し
本件に伴い、2023年3月期第3四半期末より、岡三アセットマネジメントは連結子会社から持分法適用関連会社となる予定です。その他、業績への影響については精査中でありますが、今後公表すべき事項が生じた場合には、速やかにお知らせいたします。
なお、当社グループの主たる事業は金融商品取引業であり、業績は相場環境の変動の影響を受ける状況にあります。この事業の特性に鑑み業績予想を行うことは困難であるため、業績予想は開示しておりません。
以 上
本件に関する報道機関等からのお問い合わせは、広報IR部(03-3275-8248)までお願いいたします。